会長の部屋
CHAIRMAN'S ROOM
CHAIRMAN'S ROOM
事件その1 会長夫妻入国拒否?
事件その2 写真撮影転倒事件
事件その3 O夫人迷子事件
事件その4 ONEペアー + 1 置去り事件
事件その5 背広紛失事件
出来上って来た写真を見ながら10日前の強烈な旅の印象を思い出している。
抱腹絶倒! 胃が腹捻転? とにかくいろいろありすきてどこからどう報告していいやら。
10月5日成田で結団式を終えた安村東京会会長を団長とする一行28人はJAL723便にて空路クアラルンプールヘ。
CAPA会議参加で機内は知合いの公認会計士はかりで、国内旅行かと錯覚に陥る。
雑踏と熱気のクアランルブールの空港の外。5分、10分、20分。暑さの申で時間が空転していく。
安村会長夫妻が税関で足止め食ってるらしい?
苛立ちから、話に尾ヒレがつき始める。やっと安堵と開放感一杯のご夫妻の顔か遠くに見える。
何のことはない並んだ税関の列が悪かった!
話の尾ひれは一挙に消え去り、つまらない? 結末となった。
翌6日、日曜日。さあ旅が始った。まずはクアラルンプール市内観光。
裁判所前の広場にて全員の記念撮影。と、そのとき皆の前でX氏の急転倒。
皆□に出さないものの、さあこれからという時点での、事態の悪化に不安さを覚えつつ旅を続ける。
しかしその後事なきを得て安堵、安堵。
マラッカ海峡が見渡せ、マゼランの遺体が安置されていたとされる丘の上の出来事。
一行は丘の反対側へ降りていく。気がつくとO夫人がいない?
ということになり、4、5人で捜索隊。実はT先生も一緒にいなくなったのであるが、Tさんの奥さんも気づかず、誰も騒がない。
何のことはない、2人は最初の地点に戻って何事もなかったかのように話込んでいたという。
話には尾ひれがつき、その後の懇親会では、「O夫人迷子事件」は「O & 丁駆落ち事件」と事件名称が変ったのである。
場所はハンコック、王宮。我々夫妻とU先生、ちょっと土産物に眼を奪われている内に、誰も見えなくなる。当然バスに戻ったのだろうと、元来た方へ歩いていく。
しかしどこにも我共の仲間は見あたらない。
昨日の「O & 丁駆落ち事件」の学習から、話に尾ひれをつけさせない為にも、はぐれた場所から動かないようにしようということで、じっとその場で3人は待つ。待つ甲斐あって迎えが来る。
一行はバスの方角でなく、「暁の寺院」へ行くべく船着き場の方へ向ったのであった。
タイ古典舞踊を見ながらのタイ料理の夕食後の出来事。
タイ美人の舞踊をかぶりつきの場所で見るべく写真片手に奥さんを置去りに場所移動していたT先生。
我々全員は満腹感と美しきものを見た満足感に浸りながら、バスの中でT夫妻を待つ。
外では全財産の入った財布入の背広が無いと大騒ぎをしている。
T夫人も必死。店の人やお客を疑いたくないとは思うものの、何せ全財産。
しかしこれだけ格調の高いレストラン故、そんなことは絶対無い筈、と安村団長は断言。
そしてさすが団長の名推察。
背広を聞違って着ている人がこの中にいる筈だ、とバスに飛乗ってきた。
一瞬全員の怪訝な視線がバス中を飛交う。自分の背広はバスに置いてきたTT先生が、自分の背広と同じ色であったが故に間違われたのであった。
最長老ながら身軽な行動と軽妙なお喋りで、皆を笑わせていたTT先生。
またまた爆笑、爆笑の連続であった。
あっ、忘れてましたが、そういえば我々はアジア・太平洋会計士会議に参加するためにマレーシアを訪れたのでした。
参加した3日間の会議の報告をするには紙幅が足りません。
35ヵ国、1495人の登録を得て開儀されたCAPA会議。
日本からも330人強の公認会計士が参加しましたがもっともっと影響力があっても良いのかな? と感じた次第です。
(渡辺峻之)