会長の部屋

CHAIRMAN'S ROOM

申年の節目を振り返って 東京税理士会芝支部報 平成16年正月

税理士業界の地元の芝支部の会報に寄せたもの。
12年前に原稿締め切りに間に合わず12年ぶりに日の目を見た原稿です。


申年の節目を振り返って 渡辺俊之

              
イヤー。還暦を迎えるとは恐れ入りました。
12年前に依頼された原稿が締切り経過後でボツになったものを、大切にとっていたので、今回、日の目を見させることとします。以下48歳までは12年前の原稿です。
満47歳になったばかりなので年男といわれても、申年に関する感慨は特に湧いてこない。それよりも40代も後3年弱しか残されてない事の方が問題だ。
「猿」から思い起こすイメージは何だろう。不見、不言、不聞の三諦の教え・猿真似・猿蟹合戦・桃太郎の家来etc。一般的には意地悪、軽率、悪賢い等悪いイメージが多い。申年だからといって全ての申年生まれがそうである筈がない。血液型とか、星占いのたぐいは当てにしてもしょうがないと思っている。

24歳の申年

大学は卒業するものの、この成績では一流企業への就職はおぼつかないと、職業会計人になるべく働きながら「猛?」勉強していて、合格した時期でもある。しかし楽しい愉快な仲間との受験生活は実にバラ色で充実していた。今でもあの時が忘れられない。

36歳の申年

40歳までの9年間、東京青年会議所(JC)というところに在籍した。36歳は役員になる前の年でJC生活のピーク。毎晩のように銀座、六本木、赤坂と2時、3時まで飲み明かす。金が無い時期だったのによく続いたものだ。よく遊んだし家庭どころでは無かったが、この時の青年経営者との語らいが、現在の事務所経営の基盤である。

48歳の申年

今年の暮れは48。不惑の年はとっくに過ぎているのにまだ迷っている。自分なりの目標は達成した? 故、楽な道を選べばよいのに、躊躇している。30代のようながむしゃらな突進性も萎えてきた。老後のゆとりある生活も考えなきゃ、、、。でも、後進の育成、新分野へのチャレンジ、分刻みのスケジュールはいつになったらゆとりが出来るのか?

ここまでが12年前の原稿です。

還暦前の今

12年前と全く変ってない事に愕然。仕事の質はおおいに変ったものの、分刻みのスケジュールは同じ。ここ数年は沖縄唄三線にはまり、休日がこれでとられるため、よけいに毎週が過密な時間に。趣味を捨てるか、仕事を減らすのかの悩みでまたストレスがたまります。でもストレスは仕事で、そして遊びで解消。ただ調子に乗って酒の飲み過ぎが一番問題かも?