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三つ子の魂百まで

三つ子の魂…ではないが。
多感な時期に感じたことや、好きになったもの。
結局はそれが今の自分の指針になっているのかも知れない。
いつまでも、幾つになっても多感でありたいと思いながらも、
歳を重ねるごとに鈍感になっていることを自覚した時。
頑迷になってはいけないが、
自分の核になる指針、
自分の心が本当に柔らかかった時に培われたものがあるならば大切にしたいと思う。
例えば。
初めての家庭以外の社会である学校と言う場で出会った数多くの、
そして多様な友人たちとの交友を思うと。
その時に培われたであろう、自分とは異なる個性や存在を受け入れる、共にあろうとする共感。
その様なものはこれからも持ち続けていたいと強く願うのである。
何かと不寛容な風潮が目につく時代だからこそ、
三つ子…十代の思いを百までもと思うのであろうか。

 

東京本部 本多