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武蔵

といっても今話題の大河ドラマの「宮本武蔵」ではなく、我が家の愛犬の名前である。この名前を聞くと、「強そうな日本犬(柴犬、秋田犬等)」を思い浮かべる人が多いが、我が家の愛犬は(正直に言って)弱そうだし、しかも日本犬ではなく、シェルティ(コリーの中型犬のようなもの)である。
よって、散歩途中で「まあかわいい、なんていう名前なんですか。」などと聞かれ、「武蔵です。」と答えると、大抵は「え?」または「は?」という返事がかえってくる。再度名前を言うと、「強そうな名前ですね、(顔のわりに)。」みたいなことがしょっちゅうである。

人間は犬をしつける際に、たいてい何か食べ物を使う。「おすわり」と言って、「おすわり」ができると、犬はビーフジャーキーなどを獲得し、芸を覚えていく。武蔵も例外ではないのだが、理解の仕方に少し誤りがあるようで、「おすわり」をしておやつを獲得するようになったため、「おすわり」をすると何かいいことがあると信じている節がある。たとえば散歩中にリードが木にからまってしまっても、木の隣りに「おすわり」をしていたりする。自分は「おすわり」をしているから、リードが木からはずれると信じているのである。それでも外れないと(普通は飼い主がはずさなけれがはずれないのだが)、「おすわり」を強調する。何度も足を揃えなおし、ひたすらリードが外れるのを待っている。ちょっと(かなり?)バカである。

ところが、「バカな犬ほど飼い主にとってはかわいい」というのもまた真実であり、我が家の愛犬・武蔵は、家族全員によってかなり愛されているのである。

(2003.2.25 M.W)