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一年も過ぎてしまうと「あっ」と言う間でした。

2002年は暗い話題が続きました。雪印食品の偽装問題に始まり、みずほ銀行のシステムトラブル、ユニバーサルスタジオや日本ハムまで日本の企業はどうなっているのかと呆れてしまった方も多かったと思います。企業トップの意識の甘さが露呈された感じです。

景気は上向く気配が未だに見えず、ムネオ議員の逮捕、真紀子外相の更迭と小泉改革より別の話題が政治を賑わせました。拉致問題も帰国後連日報道されていますが、残された家族の帰国や今後の北朝鮮との関係等まだまだ予断を許さない状況が続きます。

明るい話題といえば何といってもワールドカップとノーベル賞でしょう。今まで何処にサッカーファンは隠れていたのかと思う程日本中が沸き上がりました。見事日本は決勝トーナメントに進出し、韓国と共に開催国の責任を果たしました。
ノーベル賞はお二人が受賞されましたが何故か田中さんがマスコミに取り上げられる事が多く、癒し形のサラリーマンとして人気がでました。もとの研究生活に戻れるのは何時頃でしょうか？
　
2003年の楽しみが松井選手のヤンキースでの活躍ぐらいでは寂しい限りです。日本国内全体が元気を取り戻せる事を祈りつつ「あっ」言う間に過ぎるであろう新年も宜しくお願いいたします。

（2002.12.27　Ｔ．Ｈ）