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今年もまた、30度を超える暑い夏がやって来ようとしています。
この時期には、暑さにつよい猫もさすがにぐったり……。猫ってこんなに長いものだったのか、と思うほど手足を伸ばしてながーく寝ています。さながら毛のはえた、ほっかほかの石焼いもといったところ。

ところで、あお向けに寝るのは、かの有名な「菊千代」だけではありません。あんまり暑いと、別に教えたわけでもないのに、お腹を上にして寝るやつが必ず一匹は出てきます。おなじポーズを「疲れたお父さん」がしていたら、さぞかし家族のひんしゅくを買うところですが、そこは猫……愛らしさもひとしおです。

さてここで、猫との共生生活を初めてまもない皆様に一つご注意。真夏の太陽照りつける極暑の中……汗だくで帰ってきて「もー死ぬ」とか言いながら、やおらボタン１つで冷房を「最強」にするのはやめましょう。猫のなかには、室温の急激な変化についていけないものもいて、さわってみると小きざみに震えていたりします。問題は、それがちょっと見にはわからないということです。ただ、猫のほうでも、ちゃんとサインを出していて　①急に不機嫌になる　②何でもないのに鳴きだす　といったようなことがあります。

これから9月までの3ヶ月……思いきりエアコンをきかして、家庭内バカンスを楽しみたいところですが、ちょっとガマンして猫とのグッド・ライフを心がけましょう。

(2002/7/5 Y.M)