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前回に続き、趣味のことから…。

私の趣味は、『音楽鑑賞』『演劇鑑賞』『美術鑑賞』『スポーツ（近頃は専らＴＶ観戦）』『読書』…と続くが、あるときハタと気がついた。
「なんや、全部『受け身』やん！？」
「観る」「聴く」「読む」…と文法的には能動態の自動詞だけど、実際にしていることと言えば、その場にじっとしてできることばかり。
それでも以前は、友人のHPにライブのレポートを書いたり、同人誌にエッセイを書いたり、（多少は）走っていたり…と、「能動的」なこともしていた。
でも、最近の私ったら何なんだ、一体！？
以前より回数は減ったけれど、ライブや舞台公演には結構足を運んでいるし、そこで、感動したり感銘を受けたりってことも、当然経験する。客観的に受けとめられるものもある。でも、そこで止まってしまう。
その時、その場所で受けとめたものが、自分のモノになっていないのだ。だから、レポートを書くなど還元することができない。
いや、それ以前に、本当に感動したり感銘を受けたりしてるのかな？　…という疑念がわく。

トシと共に、仕事を含めて日常生活に疲れきってしまって、ココロの余裕をなくし、結果、感受性も鈍くなってしまっているのではないだろうか。
（ここんとこ、本や新聞もナナメ読みしかできていないから、ちゃんとした問題意識も持てなくなってるような気がするしなぁ。）
だから、行きつくところ、2ヶ月に1回程度しか担当が回ってこないこのコラムでさえ、なかなか『書けない！！！』のだ。
…って、自己弁護したいわけじゃなくて、そんな自分の現状がたまらなく情けなく、どーすりゃいいのっ！ とアタマの痛い、今日この頃なのでした。

（2002.10.15　Ｎ．Ｋ．）