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「定年退職後の運命」

アメリカでは、1937年から国民総ナンバー制が導入された。
このナンバーは、学校に入学するとき、銀行に口座を開くとき、仕事に就くときなど、ありとあらゆる場合にカードを提示しなければなりません。 このシステムによって、どんな人がどんな学校に入学したとか、 また、どんな仕事に就きどれだけの給料をもらっているのかなどのデーターは、すべてアメリカ政府が管理するスーパー・コンピューターに入力されるようになったわけです。

その集計されたデーターを基にして、政府機関から定期的にいろいろな種類の統計が公開されています。
その統計によると、平均的アメリカ人が定職につくのは26歳で、65歳で定年を向かえます。平均的サラリーマンは週40時間、自営の方は平均80時間働きます。それを平均40年間続けます。
この数字が、最も一般的なアメリカ国民のデーターです。
さらに65歳で定年退職した人たちがその後、どんな運命になっているのかを統計を取った結果が、下記のとおりです。
1%の人たち→経済的に自立していて、誰からの援助なしでも何の不自由なく生活できる。
4%の人たち→裕福で自分の力だけで十分生活できる。しかし、上の1%の人たちのように何の不自由なく、生活できるとは限らない。
59%の人たち→家族、親戚、友達からの援助や国からの援助なしには生活が送れない。(年金生活をしている人たちは、このグループに入ります)
36%の人たち→すでに他界。
この統計の数字が、週に40時間、そして40年間一生懸命になって働いた結果なのです。